ワンポイント講座は
不定期掲載です

ワンポイント講座では、各種分野で役にたつ事を扱っていきます。

今回はExcel編−1です。

       Excel 1 棒グラフで2種類のデータを第2軸を使うときグラフを横に並べる


今、日本ではようやくコロナワクチンの接種が始まって来たところで、医療従事者関係
(関係無い人もいるようですが)の接種が進んできて、高齢者のワクチン接種が開始さ
れたところです。
ワクチンの効果と副作用が気になるところですが、ワクチン接種が進んでいるアメリカ
の状況を確認しようと感染者数(日)の推移とワクチン接種率の推移を比較してみまし
た。しかし、感染者数と接種率の数字単位が大きく異なるので第2軸を使用したところ
棒グラフが横に並ばず、重なった棒グラフになってしまいました。
どうやらそう言う仕様のようで、何故そんな風にしたのか、ただ単にそんな使い方を思
いつかなかったのかは分かりません。

*ダミーデータ無しの場合(処理の都合で週毎のデータにしてあります)



そんなときはダミーデータ(項目だけでデータは無し)を追加すると横に並ぶようにな
ります。
試してみてください。
*ダミーデータ有りの場合(処理の都合で週毎のデータにしてあります)

以上



発想法について(その3)_発想法をいくつくらい知っていますか?

第3回は、発想法はどのくらい数があるのかについて紹介します。
発想法は、大きく分類すると、下記の九つのグループに分類されるといわれています。
1.何かにこじつけて発想する方法
2.言葉遊びによって発想する方法
3.ビジュアルな刺激やイメージを利用して発想する方法
4.自分の見慣れた世界を離れて発想する方法
5.観察の結果を反映して発想する方法
6.カードを使って情報を組み合わせる方法
7.競争心を刺激して発想させる方法
8.人との触れ合いによって発想する方法
9.競争心を刺激して発想させる方法
また、九つの分類の中に、4つから5つの発想法があるので、単純に合計すると
約50種類の発想法があります。

 例えば、発想法の中でも有名な、「ブレン・ストーミング」は、
“8.人との触れ合いによって発想する方法”のグループの中に分類されます。

以上


発想法について(その2)_発想法開発の五つのエポック

第2回は、発想法開発の5つのエポックを紹介します。
技法という側面から見て、典型となるような発想法が作られた エポックは次の5つです
@ブレインストーミングの誕生・・・1930年
 米国、広告代理店副社長アレックス・オズボーンが1930年代の終わりに作った。
A形態分析法の発表・・・1942年
 1942年にフリッツ・ヅイッキーにより作られた。
Bシネクティクスの完成・・・1960年
 1960年ウィリアム・ゴードンとジョージ・プリンスにより作られた。
C発想法を部分として含んだテキストブックの完成・・・1966年
 1966年に2冊1組の創造性教育テキストブックが、バーンズによって完成。
Dブレインライティングの創業・・・1968年
 1968年から西ドイツのホリゲルによって、沈黙の中で行うブレインストーミ
ングとして創案。
その他、KJ法(1965年)、バイオニクス(1960年)等の発想法が作られた。
発想法としてまとめられたのは、比較的新しく1930年に“ブレンストーミング”が
開発され1965年に日本でKJ法が開発されました。

以上


ワンポイント講座 発想法について(その1)_発想法にはどのようなタイプがあるか

“ものづくり”おいても、開発や様々な改善活動の方策立案時に発想法を用いると、効
率的にアイデアを出すことができます。
発想法にはどのようなタイプがあるか整理をすると、発想法とは、“その方法に従って
プロセスを追っていくと、結果としてアイデアが出てくる方法を、発想法といいます。
また、発想法は、”人がアイデアを考えるときの、脳の働きをシミュレーションしたも
の“です。
発想法を分類すると、四つのタイプに分けられます。
具体的には、大きく次の@項からC項に分けられます。
@連想によってアイデアを考えるときに、その刺激することを狙いにした方法(連想刺
 激法)
A発想の枠組みを切り換えさせることを狙いにした方法(発想転換法)
B情報の組み合わせを作らせることを狙いにした方法(情報組合わせ法)
Cグループ作業のメカニズムをアイデア発想に利用することを狙いとした方法

以上


ワンポイント講座 トレードオフ

トレードオフは大事な事ですが、ほとんど議論されたり考慮されることはありません。
それは専門技術ではなく、ものの考え方を根本にしているからです。
トレードオフとは、一方を立てると他方が立たないことで、例えばある所へ見学に
行ったとき見たい場所が2箇所ある場合、どちらに多く時間をかけるかは見学時間が
固定されているときはトレードオフの関係にあります。
同様に、製品開発や各種業務でも限られた時間の中で、通常品質向上とそれ以外の開発
や業務活動はトレードオフの関係にあります。
これは品質向上が早く物を作るということと相反する(一般的にですが)こと、つまり
品質を良くするにはそれなりの時間と努力が必要になる、と言う事です。

また、性能、特性同士でトレードオフが問題になる事もよくあります。最近世界的な
問題になった、自動車の排ガス不正ソフト、まだ真相は明らかにされてはいませんが、
排気ガスのNOx(窒素酸化物)の排出量と燃料噴射の濃度はトレードオフの関係にある
と言います。つまり、排ガスをクリーンにすると燃費が悪くなるということです。

これを解決するのが技術なのですが、簡単ではありません。だからと言って不正を行っ
たのでは元も子もありませんが、ものづくりでは至る所にトレードオフ問題が出て来る
ので、早期段階での各種トレードオフの認識と適切な配分、それに豊富なアイデア活用
と企業全体の支援などが欠かせません。

トレードオフ、覚えて置いてくださいね。


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